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桜皮細工は不要廃棄部分の有効利用を図る伝統工芸 |
有用材としての雑木林・山林は30〜40年毎に周期的に伐採・整備されます。桜皮細工はそのような伐採直前の雑木林の山桜の立ち木の表皮を採取し利用されます。山桜の表皮は、殆どの場合、加工工程上の障害物として扱われています。
桜皮の採取は桜皮表皮の譲渡を受け立木から採取されます。
採取対象のとなる山桜が多く含まれる雑木林・山林は全国に膨大な量がある筈だが、実際の桜皮の利用はその極く一部に過ぎない。伐採予定の情報を集めきれないのが実情です。 |
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・採取した桜皮 |
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採取した桜皮は陰干して、通常2〜3年乾燥させる |
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採取時期と対象 |
東北地方では桜皮の採取の作業は梅雨末期の7月中旬から9月中旬の高温多湿な夏期が適しています。この時期には表皮が養分水分を吸い上げる層(形成層・あま皮)から浮き上がって、剥離しやすいため作業効率がよい上に皮も樹体も傷つかないので、この時期に適正な手段を以ってすれば立木から採取しても枯れ死することは少ない。
表皮は立木から、あるいは伐採と同時に行わないと倒してしまった木は、1日経過しても表皮が固く密着し剥ぎ取ることは困難になります。
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ロープで幹に雑木の小切辺を縛りつけ、手を掛け脚を掛けて昇降する |
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・幹・枝のまっすぐな微分 |
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雨水の伝い流れた痕の部分に刃を入れる |
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幹・枝のまっすぐな部分から採取 |
枝・幹の竪の方向に添って表皮にまっすぐに刃を要れ手で引っ張って起こします。立木を生かす場合、形成層・あま皮に傷が及ばないように刃入れの深さに注意します。剥がれ難い場合には片手で引っ張り片手で刃の背で起こしながら穴の空かないよう、裂けないよう注意しながら引き剥がします。小節やホシが食い込んで剥がれ難い部位は刃で丁寧に剥ぎ起こします。
一般に幹・枝の裏側下側は雨水が伝い流れて荒れている場合が多いのでその部位に刃を入れます。
北国の山桜は成長がゆっくりしていますが、時間をかけて育った山桜の樹皮は層が厚く桜皮細工に適しています。
※株式会社秋田銘商(秋田県仙北市角館町雲然山崎60-1)の資料による |
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苔が厚くボロボロの幹、小節が散らばる幹、表面が荒れてる幹は採取に不適 |
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●角館桜皮(かば)細工のお茶道具:本体価格(+税) |
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11,000 |
9,000 |
10,500 |
9,000 |
8,500 |
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平型茶筒(栓貼分)
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13,000 |
13,000 |
2,800 |
2,500 |
2,500 |
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