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多種多様で美しい竹細工 |
台所用品に欠かせない竹ザル、竹かご。約2000年前の縄文・弥生時代にすでに竹籠がありました。
お米を研ぐのに米研ぎざる、お米の水切りに米揚げざる、熱い麺の湯切りに麺揚げざるや温めざる、盛りざる等、用途に合わせて形や編み方を変えながら発展してきました。 |
水切りと通気性 竹ざるの威力 |
宮城野竹細工 |
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箱根宮城野 竹細工 |
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● 一具多用の四身笊(よつみざる) |
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● 麻の葉編み盛り籠、四ツ目編み盛り籠 |
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● 花籠、掛け花入れ |
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寒冷な箱根山系宮城野に大量の真竹
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箱根山系宮城野は、大文字焼きで知られる明星ヶ岳とそれに続く明神ヶ岳の山すそに広がる集落です。古代の箱根・足柄越えの主要ルート(官道)で、宮城野の名前の由来は、村内に萩の木が多く気候風土が東北の宮城(現在の宮城県仙台市宮城野)に似ている為ではないかと言われます。
宮城野に篠竹は群生していますが、温暖湿潤な気候を好む竹細工の真竹には適しない気候風土です。
ところが・・箱根は全国屈指の観光地で17湯の温泉旅館ではお正月に門松を飾ります。
宮城野では、大量の門松の良質な真竹を再利用し、昔から竹細工の技が伝えられています。 |
一具多用の竹細工 ”水切れ、風通し、軽さ、しなやかさ” |
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イカダ底の四身笊 |
多種多様な竹細工 |
ソバ揚げざる、パン籠、洗い籠、一具多用の竹細工。竹籠の最大の特徴は、竹の持つ吸水性と通気性で、少々重いものでも変形しない強さとしなやかさがあります。
日本の風土と生活、そして美意識に育まれた竹細工です。 |
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