[伝統の和雑貨、駿河竹細工]和みいちばん!あなたに届けます。たぎる心と磨き上げられた伝統の技。竹工房「はなぶさ」黒田さんに聞く
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自在な造形美、駿河竹千筋細工
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◆竹工房「はなぶさ」黒田さんに聞く

安倍川沿いの職人の町

 静岡県安倍川(安倍川餅でも有名)、その支流藁科川は、古くから良質の真竹(苦竹:まだけ)、淡竹(はちく)を産出しました。
  静岡駅よりバスで「田町1丁目」下車し「竹工房はなぶさ」黒田雅風さんを訪ねます。ほど近くには安倍川の堤防も見えていました。安倍川沿いの町並みには昔から職人が多く住んでいたそうです。  

 所狭しと高く積まれた製品の数々にまずびっくりです。黒田さんの子供の頃は、家中が当時人気のあった「電気の笠」で一杯であったとの事です。今も虫篭、花器、風鈴、行灯などが家中にあふれ、まさに「駿河竹千筋職人」の工房の様相です。
 
・近くの安倍川
近くの安倍川
 
 
 
・竹工房はなぶさ
竹工房はなぶさ
 
 
まず最初に設計があって、形を決める
  黒田雅風さんの駿河竹千筋細工の原点は「虫篭」とのことです。その後、製品はインテリア器具の数々におよんでいます。
  「まず最初に設計があって、形を決め、縁を作り、間隔と角度を考えて穴を開け、そこに熱を加えて曲げた竹ひごを挿して組み立てる」技術のみならず創造性が要求されます。


 「竹は剛ならず柔ならず」竹の持つ直線美、曲線美、竹の持つ風合い、材質を考えデザインし、製品として華を咲かせます。
  編込み、曲物、指物の要素を持つ駿河竹千筋細工はデザイン性が豊かであり、「一生竹の妙味と向かい合う研鑚の日々」との想いが伝わってきます。

 
・天井に積まれた晒し竹
天井に積まれた晒し竹
 
・デザイン性あふれる作品
デザイン性あふれる作品
 
 
 
 
白竹が美しい、駿河竹千筋細工は手仕事の極致

 「晒し竹(白錆竹)」を切り、割り、裂き、へぐ、竹の皮をへぎ丸ひごを作ります。
 工房の伝統工芸師黒田英一さんからもお話を聞きました。

 晒し竹(油を抜き乾燥させたもの)の太さは孟宗竹も真竹も直径25cmほどで大きく白竹がとてもきれいです。特に日本古来から自生する真竹の表面は滑らかで竹工芸には欠かせません。
  曲げはその大きさにより2種のこてを使うとの事です。小さいこては「夢殿の虫篭」のように急角度の曲げに使われています。


 竹ひごを輪に曲げる独特の技法に加え、輪の部分のつなぎには「接ぎ手」という独特の技法があります。これらを駆使して一つの製品が出来上がります。
 これらの工程はほとんど一人で行うため一人前になるには相当の年月を要します。

 
・孟宗竹(左)と真竹(右)
孟宗竹(左)と真竹(右)
「晒し竹(白錆竹)左は孟宗竹、右は真竹
 
 
・曲げに使う「こて」
曲げに使う「こて」
・曲げに使う「手製のこて」
曲げに使う「手製のこて」
 
 
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