日本人の生活に深くかかわってきた竹かご。みずみずしい光沢の竹で編みこまてた竹籠の美しさは格別ですし、使いこむ毎にアメ色に色付き、風格がでて愛着が湧いてきます。
器も入れ物も風情も大事なごちそう！自然に調和し、暮しの中に欠かせない道具です。

麻の葉模様は、昔から日本人の生活に大事にされた模様です。
編み方は隙間が六角形の六つ目編に、三本のひごが交差する形にし三角形の編み目の大変丈夫な編み方です。
底の支えに麻の葉形の竹組み、縁にはつるを巻いています。つるは引っ張りに強く、籠の変形を防いでいます。
六角形の底から丸い縁にカチッと鋭く立ち上がり、形がしっかりしています。
ゴツゴツとした肌ざわりに、しなやかさを感じる麻の葉編み盛り籠です。