[和みいちばん]時代を超えた伝統の和雑貨!天然秋田杉200年ものを使った大館曲げわっぱ。薄い柾目板をエィと曲げつ作った生活用品。
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◆大館曲げわっぱの技を聞く

伝統工芸「曲げわっぱ」に生産の近代化

 大館曲げわっぱをたずねて”大館工芸社”を訪問しました。
 大館工芸社は、JR大館駅北東の卸売り団地に曲げわっぱ工場があります。工場に隣接しショールームがありここには多種多様な曲げわっぱ製品が並んでいます。大館工芸社は、伝統工芸にはめずらしく工場生産方式を採用しています。規格の統一、品質管理、生産量の確保等手作りを基本とする伝統工芸に、生産の近代化が図られています。ショールームには地元の学生の見学も多く、地域の伝統工芸を守るいきがいを感じます。
 
 
大館工芸社
大館工芸社
伝統工芸にはめずらしい工場生産方式
 
 
 
 
 
 
天然秋田杉200年ものを使用
 天然秋田杉は150年以上たったものをいいます。 
 大館工芸社は曲げわっぱの用材を天然秋田杉200年ものを使っています。
 200年ものの秋田杉は、曲げに強く、150年では足らないとの事です。秋田杉は伐採後乾燥のため更に3年間さらに寝かせます。
  工場では製材、部材取り、はぎ取りを施し、数週間これも寝かせる。この柾目板は写真のように、黒ずんだ色にいったん変色します。生産工程に入るまでにじっくり時間をかけています。
 
天然秋田杉200年もの
天然秋田杉200年もの
 
 
 
薄い柾目板
薄い柾目板
柾目板はいったん黒ずむ
 
誤差imm以内で曲げる熟練の技
 柾目板は煮沸の釜に回り、工場の生産工程に入る。煮沸した板を、製品の型にそって「エイ」と曲げます。その技は誤差imm以内。
  型は生産の標準化にはなくてはならないものです。曲げは板が裂けないようにまた曲げの精度が要求され、熟練した技が必要となります。
 
柾目板の煮沸釜
柾目板の煮沸釜
 
 
 
木製の型のいろいろ
木製の型のいろいろ
 
 
乾燥の見極めも経験の技
曲げたわっぱは乾燥機に入ります。乾燥工程は用材の乾燥状況や気候状況により異なっています。乾燥の見極めも熟練の技です、また取り出した段階で裂けてしまう場合もあります。
 
 
木製の型のいろいろ
エイと曲げたわっぱは乾燥機にはいる
 
 
乾燥機から上がった曲げわっぱ
乾燥機から上がった曲げわっぱ
 
 
 
縫って止める曲げわっぱ
 曲げたわっぱは接着し、桜皮で留め、素地の曲げわっぱができる。接着し留める精度は0.1mmの精度。精度が狂えば蓋と身が収まらない。ここまでの工程で2週間かかります。
 桜皮は縫って止めますが、止めは接着材も用いています。仮に桜皮とれても支障はありません。
 
 
曲げわっぱを張り付け、桜の皮で縫って留める。
曲げわっぱを張り付け、桜の皮で縫って留める。
 
 
素地の美しい曲げわっぱ
 
 
製品は1カ月の工程で製造
 素地の曲げわっぱは「塗りとみがき」を4〜5回繰り返します。塗りの工程がやはり2週間。検品の工程も入り製品化に1カ月かかります。
 工程別に分業化され、製品の標準化も図られていますが、製品は寝かせる時間等もあり、いわゆるベルトコンペアー式の生産とはなり、職人の技が基本となっています。
 大館工藝社のお話では、200年物の天然秋田杉の伐採は後7年。毎年の秋田杉の確保も重要との話を聞きました。
 
木地の曲げわっぱを研き4から5回塗装
木地の曲げわっぱを研き4から5回塗装
 
 
 
塗装し繰り返し研く
塗装し繰り返し研く
 
 
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