荘厳な巨木林 |
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いにしえの名前をさひめ山、島根県大田市にある三瓶山(さんべさん)は壮大な国引き神話にも登場する山です。
このふもとの小豆ガ原に縄文時代の埋没林が発見され、平成15年に国の天然記念物に指定されました。 |
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地底から林立する縄文の杉 |
樹高50m直径1mの杉 |
縄文の時代熨す杉 |
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美しい多儀の海岸 |
島根県は、郷土玩具の宝庫であり、籐籠物の最後の職人長崎誠さん在住の場所でもあり年に2〜3回おじゃましています。
今年は出雲大社にお参りしました。ここには平成12年発見者が腰を抜かしたという、宇豆柱(うずばしら)が発掘されています。平安時代の口伝によれば、上古で32丈(96m)中古:平安時代で16丈(48m)の巨大神殿の存在をうかがわせる大発見でした。
出雲大社から車で30分の三瓶山小豆ガ原に、縄文時代の埋没林が発見され一見の価値があると地元の人のお話です。
「マイボツリン?マジィ・・・・・」 |
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島根県岩見地方はめったに行くチャンスがありません。そこで距離的にも問題がない三瓶山に向かいました。車を走らせ程なく”多儀の海岸”に着きます。とてもきれいな海岸でおだやかな日本海の風景です。思わずたたずんで眺めていました。「マイボツリン?」が期待はずれでも十分価値のあるよそ道の旅です。
三瓶山を目印に、青葉若葉いっぱいの山道を走り、小豆ガ原に向かいました。
埋没林公園は、地下に建設されています。 |
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地下には、直径1mほどの巨大な杉が林立し、根元にも巨木が横たわっています。3千年〜4千年前の巨木がよみがえりまるでタイムカプセルのようです。
三瓶山の噴火が、巨木を立ったままに埋め尽くし、時を経て現代によみがえりました。
ここ小豆が原は、その昔巨木の樹林で、人を寄せ付けない場所だっだのでしょう。
縄文時代の人々は樹高50m直径1mの巨木林に神を感じたことでしょう。それほど荘厳な巨木林です。
縄文時代は想像を絶するほど自然が豊かな時代だったと思われます。
又この時代には優れた木の文化があったと考えられます。
出雲大社の巨大神殿を確信させる縄文時代の埋没林でした。 |
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